プロの勉強法~詰碁編~
皆さん、こんにちは。
関西棋院棋士の星川愛生です。
関西棋院棋士の星川愛生です。
最近、Androidでkatagoを使えるアプリを見つけました。
とても使いやすいアプリで現在パソコン版のkatagoとどれくらい棋力差があるか実験中です。
次回くらいには皆さんにご報告できるかと思います
今回は詰碁の勉強法がテーマです。
まず詰碁を解く利点を考えましょう。
1.先を読む訓練になる
囲碁は終局まで長い道のりになります。
読まずに着手するのは暗闇で道を歩くのと大差ありません。
読みが深くなると安心して進めます。
2.石の生き死にが短時間で判別できる。
ネット碁や大会の場合、考慮時間が限られています。
そのような時に生きている形、死んでいる形を知っていれば
短い時間で正確に対応できます。
上の二点が詰碁を勉強するにあたっての意義と言えましょう。
それでは実際に私がどのように勉強しているかをお話します。
このサイトは日中韓のプロ棋士の棋譜があったり、囲碁の勉強に役立つ情報が満載です。
もちろん詰碁も大量の問題があり、ジャンルわけもされています。
トップページにある「毎日八題」がとても便利です。
これは文字通り、8問の詰碁が毎日更新されます。
難易度は最初の1問目は初級レベルで数字が増えるとレベルが上っていきます。
8問目になるとプロでも容易に解けない難問となります。
私の場合は1~5問はひと目、6問目は少し考慮時間が必要、7問目は本腰を入れて考えるレベルです。
なので7問目まで解くのを日課にしています。
ここは人それぞれなので、自分にあった問数でチャレンジしましょう。
大切なのは毎日続けることです。
千里の道も一歩からですね
私は記録をつける方が長続きするので、↑のような記録アプリを使っています。
サボると一目瞭然です
囲碁に限った話ではありませんが
いざ勉強をしようと気合を入れても実際には長続きしません。
気分が乗らない時は誰でもあります。そうなると勉強を止めてしまうんですよね💧
でも、上記のように記録をつけて習慣化すれば問題ありません。
習慣になれば、むしろサボった時に落ち着かなくなります。
そうなれば習慣化成功です!
私の場合はアプリを使いましたが、
手帳やカレンダーにシールを貼る手法もありです。
私も一時期はカレンダーにシールを貼っていました。
シールを貼る作業って意外にテンションが上がって楽しいです(笑)
強くなりたいと思っている方はぜひチャレンジしてください。
棋力向上は私が保証します!
次回は2021年5月31日(月)に更新予定です。
内容は同じAIでパソコンとスマホではどう差が出るかの実験企画、その準備編をお伝えします。
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