レア棋書ご紹介『碁経衆妙後編』②
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回は碁経衆妙後編という珍しい棋書から1問出題しました。
碁経衆妙というと江戸時代(1812年)の本ですが
この本は大正時代(1913年)に出版されています。
江戸時代の写本を本因坊秀哉が校訂など、解答を加えたとあります。
この2人の名前が並ぶと圧巻ですね❗
衆妙後編自体が貴重な上に本因坊秀哉が監修とはめっちゃ豪華です
今回は劫之部からの出題します。
黒先コウです。
碁経衆妙らしく実戦型ですね❗
コウ立てで連打されて、白△に切られたところでしょうか?
ともかく黒が大ピンチの形です。
ではまず、失敗図から
黒1とこちらからアタリをするのは白2と逃げられて失敗です。
3、5と打っても白6でコウにはなりません。
それでは正解図を示します。
黒1からアタリするのが肝要。
白2が厳しい手ですが、この時に黒3のへこみが粘りの好手❗
白4にも黒5のコスミツケで依然としてコウの形です。
因みに変化図として…
白2の取りは黒3とアタリして、やはりコウの形になります。
今回の詰碁は正解図の黒3が気付きにくく、実戦だと諦めてしまう形です💧
なのでこの記事を読まれた方はかなりお得かも(笑)
次回は2021年7月19日(月)に更新予定です。
引き続き碁経衆妙後編の詰碁…その中でもユニークなものを紹介します。
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