清成哲也九段1000勝達成譜の解説③
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前々回、前回と公式戦1000勝を達成された清成九段との碁を解説しました。
黒35には眼を取る意味で白36とコスミツケました。
36に黒Aなら白Bと上からかぶせるつもりです。
黒37は様子見の手。白38は更に様子を聞いた手です。
手抜きは右上隅の攻め合いが負けになるので、黒は何かしらの受けが必要です。
実戦は41の受けでしたが、局後に清成九段が
黒1と受けるべきだったと仰っていました。
打っている時は実戦が相場と思っていましたが、厳しい受けがあったものです。
白2には黒3で攻め合いは黒勝ちです。後に黒Cの眼を取る手を残しています。
結局、黒のノゾキには手を抜いて42と気合でハネました。
黒49までkatagoで分析するとこの局面では白が悪くないようです。
ただ、白50ではDとこちらに打つのが良かったみたいです。
打っている時は黒Eで白2子を取られたら駄目だと思っていたので、
目からウロコです
AIの柔軟性はとても参考になります❗
次回で清成九段との碁の解説を終わりにします。
次回は2021年8月30日(月)に更新予定です。
内容は清成九段との碁の解説の続きを予定しています。
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