xiaomi pad 5 proの実力①
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回は新しく発売された「xiaomi pad 5 pro」のレビュー記事でした。
今回はxiaomi pad 5 proとRTX3080搭載パソコンの対局を解説したいと思います。
以前はスマホとパソコンの比較でしたが、今回は別の切り口で分析します。
黒がxiaomi padで白がパソコンです。
どちらも囲碁AIのエンジンはkatago、ネットワークファイルも同じ、持ち時間も10秒で設定しています。
右下と左上は同じ定石ですね
まるでマネ碁のようです。
黒15は形の急所。白16に手抜きして、17に回るのは面白い判断ですね。
参考になります❗
白18の早期ツケはダイレクト三々と同じくAI発の手。この手で…
白1の三々は黒2とこちらから押さえられて6の二段バネから隅を取ります。
白は△の剣先があるので上辺に展開しても感激がありません💧
なので実戦のツケが打たれました。
黒29のツケも先程と同じで三々だと二段バネされるのは防いでいます。
さて黒33に対してどう打つかが難しいところ。
白Aの詰めは一間で狭いので、私ならBと上に飛ぶかもしれません。
実戦はここで34のツケ!?これは予想外でした
果たしてこの手の意味とは…。
次回、その解説をしたいと思います。
さて最後に新しい試みとして、この碁の序盤評価レポートを貼ります。
黒がxiaomi padで白がパソコンです。
AIの最善手との一致率に差があるものの、平均損失目数がお互いに0なので互角と言って良いでしょう。
実際に形勢も白が0.6目良しになっていて、まさしく半目勝負の状態です。
次回以降どのように評価レポートが推移するか見ものです❗
次回は2021年9月20日(月)に更新予定です。
内容はタブレット対パソコン戦の解説の続きを予定しています。
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