xiaomi pad 5 proの実力②
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回からxiaomi pad 5 proとRTX3080搭載パソコンの序盤戦をお届けしました。
今回は中盤戦を解説していきます。
前回、白34(△)にツケたところで終わりました。
黒1のハネが第一感ですが、白4となると白はヒラキと中央進出の両方を打っています。
この図は白が満足かも知れません。
白△に対して実戦は35と受けました。
白は続けて36、38とグイグイ押し付けて来ます。ここで白の狙いが判明しました。
左辺、二間ヒラキの黒にモタれていって左上隅の黒石を狙っています。
いわゆる「モタレ攻め」ですね
この発想はありませんでした💦
黒は気を取り直して43とこちらに展開しました。
46のノゾキからの48は華麗なサバキですね❗
参考になります。
白は50、52、54と左上隅を制しました。一方、黒は49、51と右下を連打します。
AI同士なのに意地と意地のぶつかり合いなのは面白いですね(笑)
白56の封鎖気味のボウシに黒は57、59と眼を確保します。
白も60と手を戻して、お互いに防御の構えです。それからの黒は61に反撃、白も負けじと62で反発します。
ここでも意地のぶつかり合いです
黒は61、63、69と中央を制して白は62、64、66と下辺になだれ込みます。
さて78までになり、黒は下辺を生きなければなりません。
ここは詰碁となっています。
皆さんも黒でどう生きるか考えてみてください。
今回も評価レポートを貼ります。
平均損失目数が黒が0.2目、白が0.1と少し差が出てきました。
気になるのは黒が1.5目損な手(正確には0.6~1.5の間)を2手打っていることです。
形勢も白が1.1目有利とやや傾いて来ました。しかしまだ微差なのでこれからの形勢だと思います。
Xiaomiの新作発表会をYou Tubeで見ました📺
日本ではxiaomi pad 5のみでpro版はアナウンスがありませんでした💧
ただ、ノーマル版でも性能は充分なので値段次第では購入しても良いかと思います。
同日にAppleもiPad miniの新作を発表してにわかにタブレット界隈は賑やかになっていますね🎵
色々な選択肢があるのは良いことですね
次回は2021年9月27日(月)に更新予定です。
内容はタブレット対パソコンの終盤戦解説を予定しています。
この記事へのコメント
私のようなヘボアマですと黒35は格言通りハネてしまうと思います。
そのコースはさらに白の思惑にハマりますか?
もちろん、黒35でハネもあるかと思います。
ただ、変化図は34にツケた白石が強くなると相対的に
左上隅の黒石が弱くなるので、それを避けたのが実戦のノビですね。
そこでグイグイ押していく進行は見ものです!
AIの手も意図がわかると腑に落ちて面白いですね。
やはり、白石を強化する方針です。
左辺にモタレて左上隅の黒を相対的に弱くするのを狙っています。
確かに調子を与えて逆に攻められそうですね
ツケにはハネよではなく全体を眺めないといけませんね