xiaomi pad 5 proの実力③
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回はxiaomi pad 5 proとRTX3080搭載パソコンの中盤戦をお届けしました。
今回は中終盤戦をお届けします。
前回、下辺の黒をどう生きるかが問題でした。
黒79は無駄のない利かしで81が好手です。
白82に83が唯一の生き筋。真ん中に一眼、左右に後手一眼あるのでピッタリ生きています。
黒85、87は気持ちの良い利かし。
さて、白90とハネて来ました。この白石にあやをつける意図です。黒はどう受けるか…。
黒はすぐには受けずに91と繋ぎました。この手は全体の白を狙っています。
どさくさに紛れて黒97の手を打てました。
この辺りの目まぐるしい打ち回しはAIならではですね
人間だと文字通り、目が回りそうです❗
黒99、103となればここは黒地と思って良さそうです。
一方、左上隅が白地ならいい勝負に見えます。
黒105は黒二子を助けつつ、白の眼を狙ってます。白106は落ち着いた好手。
白112の時点でAとBが見合いで白は生きています。
さて、白116には驚きました
まさか生きようという訳ではないでしょうが、打たれたらビックリしますよね❗
更に黒は手抜きして117に⁉
ここも味は悪いところなので気にはなりますが、なにも116の後に打たなくても💦とは思います。
ボクシングでいうとお互いノーガードで殴り合う感じでしょうか?
右下隅、左上隅それぞれどういった結末になるのか…。
今回も評価レポートを貼ります。
終盤になるとはっきり差が出てきましたね。
基本統計、全てにおいてXiaomi pad5 proが劣っています。
損失目数も1.5、3、6でそれぞれ一手ずつ打っているのが致命的です。
ただ、これは中盤終わりから終局までのレポートです。
117手の時点では白2.2目良しと微差といえば微差ですかね。
次回どのように局面が収束するか見ものです
次回は2021年10月4日(月)に更新予定です。
内容はタブレット対パソコン戦の最終解説を予定しています。
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