プロの勉強法~AIを使った勉強あれこれ~③
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
以前、AIを使った勉強法をお伝えしました。
今回はその番外編となります。
さて、舞台は再び関西オープンでの倉橋正行九段との対局になります。
実戦は黒Aとノビました。自然な手で変化の余地がないように見えます
しかし、黒1のコスミを太田亮初段に指摘されました❗
これはちょっと思いつかない手です。
白は2と逃げる一手。ここで黒3、5のハネカケツギが粘りのある手。
白6、8もこう打ちたいところ。
黒9は形の急所です。ここで白は10と黒を攻めます。
黒11のハネは気持ちが良い利かし。
黒はどうやら13と一旦這ってから、15と出るのが良いみたいです。
白18まで白が少し良いようですが、面白い変化でした。
ただ、私は黒1の変化を見た事がなかったので後で太田初段に聞いてみました。
太田初段の話だと黒1は自分で考えて、後の変化をAIで分析させたそうです。
・自分で考えた手をAIで分析して、磨きをかける
太田初段は他にも自分で考えた変化をブラッシュアップしているようでした。
流れとしては定石にない手を考えるAIで分析意外に悪くない
AIで深く分析練習碁で試すになります。
序盤や定石は、違うAIでも似たりよったりです。
しかし、自分が考えた変わった手をAIを使って
磨きをかけるのは面白い方法だと感じました❗
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