第14回UEC杯の注目AIの紹介②
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回は「第14回UEC杯コンピュータ囲碁大会」から注目AIをご紹介しました。
今回もUEC杯から、私が注目したAIをご紹介します。
ご紹介するのは「CrazyStone」です。
前回でも少し触れましたが株式会社アンバランスから
『最強の囲碁』というソフトで販売されています。
2005年から開発されていたそうで、囲碁AIの老舗ですね
白がCrazyStone。黒が「Engawa」というAIで吉枝悟氏が開発者です。
黒29と封鎖されました。白は隅を生きる必要があります。
通常であれば、1図のコスミや2図のツケでしょうか。
1図は当然、白の後手。2図も黒4の後に手入れが必要です。
実戦は3図、白1と置きました。当然、黒2で白1は取られです💦
4図、実戦の続きです。白3とコスミツケました。これで隅の白は生きています。
次に白Aの大きい手が残っています。要は先手を取るための工夫ですね❗
黒はそれを察知して黒4と手抜きしました。良い攻防ですね。
5図、だいぶ手順は進みましたが白△に切って黒二子を取り込みました。
単にコスむよりだいぶ得をしています❗とても参考になりますね。
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