AIと人間の違い#2
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
本記事とは関係ありませんが、オセロにおいて
『双方が最善手を打った場合の最終局面は引き分けになる』
という論文が発表されました。
上記の記事ではオセロだけでなく、
「解決済み」と認定されたゲームも紹介されています。
私が知らないゲームもたくさんあり、興味深いです
さて、今回も私の実戦からAIと人間の感覚の違いを掘り下げたいと思います。
前回の実戦の続きです。
黒が△のところにノビました。
白の次の一手は?
実戦は白1とツケました。
白△の3子を軽く見て、捨てる方針です。
対局時は白11まで上手くサバいたと判断していました。
しかし、katagoの形勢判断では黒が1.3目良いとのこと💧
katagoは白1のツケを最善手に選びました。
上辺の白を直接シノギに行こうという手です
黒8に白9と突き破るのが厳しい手。
白11も全部引っ張り出そうという意図です。
白15までkatagoの形勢判断では黒の0.8目良し。
ここまでやっても、まだ白は勝っていないのは驚きました💦
形勢判断でも人間とAIはだいぶ違うようです。
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