『ヒカルの碁』レビュー総評

皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。

過去2回に渡って、ゲームボーイアドバンス用ソフト

『ヒカルの碁』のレビューをお伝えしました。

『ヒカルの碁』レビュー①

『ヒカルの碁』レビュー②

今回は残りの機能の紹介と総評を行います。

「ストーリー」と「塔矢名人選詰碁集」に関しては以前の記事でお伝えしました。

対局記録は対局の通算成績と詰碁の進行度、ゲームの達成率が表示されます。

ランクについては後ほど解説します。

「通信対局」はゲームボーイアドバンス同士をケーブルでつなぐと対局できる機能のようです。

「フリー対局」はストーリー攻略後のやりこみ要素です🎮

好きなキャラクターと対局できます。

このフリー対局で勝つとランクが上がります。

そして、ランクを10まで上げると

「PERFECT! You are good "GO" player!」と表示される特殊演出が

塔矢名人からもお褒めの言葉をもらえます✨

名人の言う通りにoptionメニューを開くと「一色碁」の項目が増えています❗

一色碁だとランク1のあかりちゃん相手でも油断できません💦

各項目を星で評価すると…

ストーリー:☆☆☆☆

原作に近い展開で、ヒカルが院生に入る直前の海王戦前後まで。

オリジナル要素もそこまで違和感なく進められる。

原作と違い、主人公が大将に指名されてヒカルと対局できないアキラがお怒りなのはご愛嬌(笑)

システムまわり:☆☆☆☆

最初は入門から始まり、対局や詰碁などバランス良く上達できるように作られている。

基本的に9路13路なのでスピーディーに進んでいて飽きない。

終盤、19路での対局があるが画面が小さく終局まで時間がかかるのが難点か。

入手難易度:☆☆☆☆☆

中古とは言え、有名な原作のゲームだけあって入手は容易。ネットオークションでも多数出品されている。

所感:

スーパーファミコンより高性能なゲームボーイアドバンスがついに対局を可能にした。

しかも、ヒカルの碁を原作としているのでストーリーも本格的。

他にも詰碁集やヒカルの碁のキャラクターとの対局などやり込み要素も多い。

キャラクターありの囲碁ソフトとして、完成度は高い❗

次回は2024年3月11日(月)に更新予定です。

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