レア棋書ご紹介『適情録』#1.5(前回記事の訂正)
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
前回、適情録から一問ご紹介しました。
その時の解説について訂正いたします。
前回、ご紹介した問題。
玄玄碁経の『太乙眞人』を辺に移動して作り直したと解説しました…。
ですが、⇧の図が玄玄碁経に『神奇通変』として収録されています。
明らかにこちらが元ネタです。
また、前回紹介した『太乙眞人』ですが
適情録の第160題にほぼ同じ問題が収録されていました💦
私の確認不足でした。ここで、訂正してお詫び申し上げます。
ただ適情録では玄玄碁経の問題を辺に移動させて
作り直したものも多いのは確かで、そのうち紹介できたらと思います。
せっかくなので『神奇通変』の解答を。
やはり、白1の三目の真ん中が急所。
黒2には白3が手筋で大切な手です。
黒2の時に白3は失敗。
黒6が先手になり、黒8でコウになり白がまずい
『神奇通変』の方が黒△があって、黒6の取りがより先手になっていますね。
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