レア棋書ご紹介『適情録』#3

皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
今回も適情録をご紹介します。

適情録には易経も載っていて、珍しい棋書でもあります。

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易経とは、古代中国の哲学書で占いのことでもあるようです。
白黒の碁石は361個で、実は易経の象数から出ている。
適情録にあります。

棋士である父が「昔、碁盤は占いの道具だったんだ。
と言っていたのを思い出しました。
その証左が今になって、適情録で確認できたのは感慨深いです。

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白先です。黒が△に置いてきたところでしょうか?
黒にも好手があって、コウになります。







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白1のグズミが正解。ここを連絡させてはダメです。
黒2のハネには白3のトビが手筋です。
そして白5の時に…

スクリーンショット 2024-08-05 155715 (1).png
黒6が粘りの手で、白7までコウが最善です。

スクリーンショット 2024-08-05 174710 (1).png
正解図の白3で1の押さえは失敗です。
黒2とつながれて、白3には黒4でAとBが見合いで白死になります。

次回は2024年8月26日(月)に更新予定です。

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プロフィール

名前
星川愛生
誕生日:
6月19日
性別:
職業:
囲碁棋士
一言:
古典詰碁と囲碁AIに力を入れてます。

自作パソコンが趣味で機械系には割と強いかも?

最近はVTuberにハマっています(笑)

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