レア棋書ご紹介『適情録』#6

皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
今回も適情録をご紹介します。

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適情録には当時の囲碁用語も掲載されています。
上の図は『コスミ』の解説です。
昔はコスミは『尖』と表記していました。
中国からという字と意味が伝わり、
日本ではコスミという読みがなをふったようです

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白先の問題です。
白を生きるのではなく、右方の黒を狙う問題です。





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正解は白1のコスミ。昔の表記だとですね
黒2のコスミツケには白3の下ハネが好手❗
白5のアテコミの後……。

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黒6はやむなしで白7が冷静な手です。
双方、最善を尽くして黒10までコウが正解でした。

次回は2024年10月7日(月)に更新予定です。

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プロフィール

名前
星川愛生
誕生日:
6月19日
性別:
職業:
囲碁棋士
一言:
古典詰碁と囲碁AIに力を入れてます。

自作パソコンが趣味で機械系には割と強いかも?

最近はVTuberにハマっています(笑)

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