遊びのすがた ―工芸と絵画で見る玩具の美術―

皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
和泉市久保惣記念美術館遊びのすがた ―工芸と絵画で見る玩具の美術―
という特別展がやっていたので、興味があり来館しました

20240925_131159 (2).jpg
江戸時代の作品を中心に囲碁、将棋、かるた、羽子板、人形などの遊具と
屏風等に描かれた絵画が展示されています。

20240925_134514 (2).jpg
特別展は少し離れた本館で展示されていました。
本館まで庭園が続いて、素晴らしい景色です🎵

20240925_180854 (1).jpg
特別展は撮影禁止だったので、カタログ的な図版からご紹介します。
上の写真は右は碁盤、その下は双六盤で左は将棋盤になります。
碁盤の方は「黒漆塗笹唐草蒔絵碁盤」といいます。
これは普段使いのものではなく、婚礼道具として持参したもの。
碁盤将棋盤双六盤で「三面」として揃いで用意されたとの事です。

20240925_180928 (1).jpg
こちらは対局中の武将を描いた大判錦絵
どちらの錦絵も碁に夢中で妖怪達が放置気味なのは面白いですね(笑)

囲碁ではありませんが、絵本徒然草の解説にとてもためになる言葉がありました。
双六の名人に必勝法を尋ねたところ、
勝ちたいと思って打ってはいけない。負けてはならぬと思って打つのだ。
どんな打ち方をしたら、負けてしまうかを予測し
その手は打たずに1マスでも負けるのが遅くなるような手を使うのが良い。
と答えています。
この負けるのが遅くなるような手を打つのが良いというのは
囲碁でも通ずるところがあり、感動しました❗

今回の特別展は11月17日まで開催されているので
興味がある方は、ぜひ行ってみてください✨

次回は2024年10月21日(月)に更新予定です。

このブログ以外にも面白いブログが
のリンクから見れます

br_c_3142_1.gif

にほんブログ村 その他趣味ブログ 囲碁へ

この記事へのコメント

プロフィール

名前
星川愛生
誕生日:
6月19日
性別:
職業:
囲碁棋士
一言:
古典詰碁と囲碁AIに力を入れてます。

自作パソコンが趣味で機械系には割と強いかも?

最近はVTuberにハマっています(笑)

カテゴリ