玄玄碁経から紐解く中国史(5)
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
最近、「項羽と劉邦、あと田中」という小説を読みました❗
田中という日本人が古代中国にタイムスリップし、
『田』が姓、名前が『中』と勘違いされ、斉の田家に使えるというお話です
タイトルの通り、項羽と劉邦の時代の話で作中にもこの2人が登場します。
ただ、視点が斉の田家というのが珍しいですね🎵
玄玄碁経『田横自刎(でんおうじふん)』です。
こちらは失敗図です。
黒3の時にコスむのは、白4とさえぎされ困ります。
田横はかつて自身も王であった自尊心から、
劉邦に従うことを潔しとせず、自ら命を絶ちました。
劉邦はその忠義と節義に感動し、田横を王として葬り、従者も厚遇しました。
しかし田横の死を知った従者たちは忠義を尽くして次々と自害し、その壮絶な最期は劉邦を深く驚かせたようです。
当時の人々の思いは現代の我々からすると理解が及ばないところがあります。
しかし田横はじめ、人が人に惹きつけられるのは今も変わりないと思っています…。
この記事へのコメント