置碁定石から最新定石へ
皆さん、こんにちは。 関西棋院棋士の星川愛生です。
今回はAIの実戦から最新定石を学びます。
katagoの自己対戦から。
黒は1と両ガカリしました。
通常、両ガカリというと黒Aがほとんどです。
黒1は互先では見ませんが、実は置碁ではたびたび見られました。
おそらく、黒Aばかりでは飽きるので趣向と言った感じでしょう。
ただ、一応ちゃんとした意味もあります。
もし黒1に対して、白2と打つのは白8まで進んだ時に
黒1が通常のAにあるより離れていて、黒が少し楽な形です。
上記の理由から白は2とコスむ一手です。
両ガカリの常として、黒は3の三々に入ります。
実戦は白4とケイマに外しました。面白い手ですよね
この時に黒5が好手です。
次に黒10から白を切断する手があるので、
白6は必須、黒は11まで見事に連絡しました。
黒1に対して、白2には黒3、5のハネカケツギが好手です。
この手順は置碁で良く見られますが、
出来上がり図が上図と全く同じなのは面白い。
さて、ここで白1がAIの新工夫です。
あるいは相場と言ったところでしょうか。
白1と力をためて、後に白Bを狙います。
今まで置碁定石で互先では打たれませんでしたが
AIのおかげで見直され、今後はこの定石も対局例が増えるかも知れませんね❗️
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